本日はダイアー・ストレイツの「悲しきサルタン」(1978)です。"ダイアー・ストレイツ"というバンド名は、"崖っぷち"というような意味で、お金も知名度もなかった時代にある友達が提案したそうです。フロントマンでギター・ヴォーカル担当のマーク・ノップラーは指弾きの名手として知られており、ピック弾きでは出せない独特の粘っこいグルーヴィーなサウンドが特徴的です(特に”マネー・フォー・ナッシング”(1985)のギターパートの入り)。
鳥肌もんです。
私もこの曲のギターソロに挑戦してみたことがありますが、ただでさえ複雑なのに、ましてやそれをピックを使わないで弾くなんて想像もできません。軽快で少しかすれた、落ち着いた歌声の方も曲の雰囲気によく合っていると思います。ヘッドバンドとリストバンドをしてまるでテニス選手のような出で立ちなのも面白いですね。
鳥肌もんです。
私もこの曲のギターソロに挑戦してみたことがありますが、ただでさえ複雑なのに、ましてやそれをピックを使わないで弾くなんて想像もできません。軽快で少しかすれた、落ち着いた歌声の方も曲の雰囲気によく合っていると思います。ヘッドバンドとリストバンドをしてまるでテニス選手のような出で立ちなのも面白いですね。
You get a shiver in the dark
It's raining in the park, but meantime
夜、すっかり暗くなった公園で
雨に打たれ身震いしながら歩いていると
夜、すっかり暗くなった公園で
雨に打たれ身震いしながら歩いていると
South of the river, you stop, and you hold everything
川の南のほうで立ち止まってじっと耳を澄ます
川の南のほうで立ち止まってじっと耳を澄ます
A band is blowing Dixie, double-four time
4分の4拍子、ディキシーランドの音色がかすかに聞こえてくる
4分の4拍子、ディキシーランドの音色がかすかに聞こえてくる
You feel alright when you hear the music ring
その音をきくと何だか気分が少し良くなる気がする
[Verse 2]
Well, now you step inside
入ってはみるものの
入ってはみるものの
But you don't see too many faces
客はそんなにいないようだ
客はそんなにいないようだ
Coming in out of the rain to hear the Jazz go down
僕みたいにジャズを聴きにこの雨の中歩いてくるなんてね
僕みたいにジャズを聴きにこの雨の中歩いてくるなんてね
Competition in other places
他の場所でもやってるだろうし
他の場所でもやってるだろうし
Ah, but the horns, they blowing that sound
でも管楽器はあの音を鳴らしてるんだ
でも管楽器はあの音を鳴らしてるんだ
Way on down south
ずっと南、
ずっと南、
Way on down south, London town
ずっと南の、ロンドンの街のね
[Verse 3]
Check out guitar George
ほら、ギターのジョージを見てみろ
ほら、ギターのジョージを見てみろ
He knows all the chords
コード弾きは完璧で
コード弾きは完璧で
Mind, it's strictly rhythm
リズムを刻むのに徹して
リズムを刻むのに徹して
He doesn't want to make it cry or sing
ギターを泣かせたり歌わせたりはしない
ギターを泣かせたり歌わせたりはしない
Yes and an old guitar is all he can afford
そう、そしておんぼろギターを買い替えるお金もない
そう、そしておんぼろギターを買い替えるお金もない
When he gets up under the lights to play his thing
ステージに立って演奏するときはね
[Verse 4]
And Harry doesn't mind if he doesn't make the scene
ピアノのハリーは来れなくても別にいいみたいだ
ピアノのハリーは来れなくても別にいいみたいだ
He's got a daytime job, he's doing alright
日中の仕事があって、そこそこ上手くいってるからね
日中の仕事があって、そこそこ上手くいってるからね
He can play the Honky Tonk like anything
ホンキートンクの腕前は文句なしだけど
ホンキートンクの腕前は文句なしだけど
Saving it up for Friday night
金曜の夜のために取っておくそうだ
金曜の夜のために取っておくそうだ
With the Sultans
With the Sultans of Swing
"悲しきサルタン"と演奏する夜のためにね
Yeah
Yeah
[Verse 5]
And a crowd of young boys
They're fooling around in the corner
そして隅っこでは酒に酔った若者がふざけあってる
そして隅っこでは酒に酔った若者がふざけあってる
Drunk and dressed in their best brown baggies
And their platform soles
一張羅の茶色のダボダボズボンと厚底靴をはいて
一張羅の茶色のダボダボズボンと厚底靴をはいて
They don't give a damn
About any trumpet playing band
トランペットなんか吹いてるバンドには興味ないみたいだ
トランペットなんか吹いてるバンドには興味ないみたいだ
It ain't what they call Rock and Roll
なにせロックンロールじゃないしね
なにせロックンロールじゃないしね
And the Sultans
Yeah, the Sultans, they play Creole
Creole
"悲しきサルタン"が演奏するのは
クレオールさ
クレオールさ
[Verse 6]
And then the man, he steps right up to the microphone
すると男はマイクの前に立ち
すると男はマイクの前に立ち
And says at last, just as the time bell rings
閉店のベルが鳴る頃に観客に呼びかける
閉店のベルが鳴る頃に観客に呼びかける
“Goodnight, now it's time to go home”
「皆さん、おやすみなさい、お気をつけてお帰り下さい」
「皆さん、おやすみなさい、お気をつけてお帰り下さい」
Then he makes it fast with one more thing
“We are the Sultans—
We are the Sultans of Swing”
そして言い忘れてたかのようにこう付け加える
「”悲しきサルタン”、”悲しきサルタン”の演奏でした」
歌詞の内容からも分かるかもしれませんが、この曲はノップラー氏自身の体験をそのまま歌詞にしたということだそうです。”マネー・フォー・ナッシング”でもそうなので、彼がよく使う曲作りの方法ということでしょうか。どちらもそれぞれ米国でチャート4位、チャート1位を記録しています。
「”悲しきサルタン”、”悲しきサルタン”の演奏でした」
歌詞の内容からも分かるかもしれませんが、この曲はノップラー氏自身の体験をそのまま歌詞にしたということだそうです。”マネー・フォー・ナッシング”でもそうなので、彼がよく使う曲作りの方法ということでしょうか。どちらもそれぞれ米国でチャート4位、チャート1位を記録しています。
コメント
コメント一覧 (1)
gobeavers33
が
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