今回はイギリスのシンガーソングライター、アルバート・ハモンドの”Moonlight Lady”(1976)です。

R-2510203-1454016346-9484

アルバート・ハモンドはソングライターとしてセリーヌ・ディオンやウィリー・ネルソン、ティナ・ターナー、カーペンターズ、シカゴなどに楽曲提供していることでも知られています。特に、ダイアン・ウォーレンとの共作の"愛はとまらない"(スターシップ、1987)は全米・英チャート1位を記録しました。

71aKrpCkDDL._UF1000,1000_QL80_

”Moonlight Lady”はスペインの歌手、フリオ・イグレシアスがカバーした1100 Bel Air Place(1984)に収録されたバージョンの方が有名ですが、アルバート・ハモンドの歌手としてのヒット曲"カリフォルニアの青い空"(1972)の歌詞を一部引用した形になっているので、今回はカバー元のバージョンを取り上げることにしました。

It was late in the night when I came by an open window
夜遅く歩いていると開いた窓が目に止まった
She was satin and lace in the glow of a soft-lit fire
彼女のサテンのドレスが柔らかな暖炉の火に照らされていた
She had secrets to share 'cause she's been everywhere the wind blows
風の吹くまま彷徨ってきた彼女にはいろいろ隠しごとがあるようで
And so deep in her eyes lay the mirror of my desire
彼女の目の奥には鏡のように僕の欲望が映っていた

Moonlight lady
ムーンライト・レディ
Come along with me
僕についておいでよ
Leave the dark city lights
薄暗い街の灯りを置き去りにして
It's alright 'cause tonight's on me
大丈夫さ、今夜は僕のおごりだから

Moonlight lady
ムーンライト・レディ
Come along with me
僕についておいでよ
Leave the dark city lights
薄暗い街の灯りを置き去りにして
It's alright 'cause tonight's on me
大丈夫さ、今夜は僕のおごりだから

And so softly we walked through the streets of the sleeping city
そして僕たちは寝静まった街の通りをそっと
Waking up dreams that lay quiet a million years
何百万年も静かに眠っていた夢を覚ましながら歩いた
And I silently weep at the power of her golden beauty
そして彼女の光り輝く美しさの前に静かに涙した
'cause I knew that we'd have to forget we were ever here
なぜなら朝になったら全て忘れ去らないといけないから

Moonlight lady
ムーンライト・レディ
Come along with me
僕についておいでよ
Leave the dark city lights
薄暗い街の灯りを置き去りにして
It's alright 'cause tonight's on me
大丈夫さ、今夜は僕のおごりだから

There were beggars and kings in a magical sky
夜空一面には星々が王や物乞いを描き
There were wings in the air, and I learned how to fly
天から舞い降りた翼で僕は飛び立った
There was me, there was you, and then suddenly you were gone
僕がいて、君がいて、でも君はどこかへ行ってしまった

Moonlight lady
ムーンライト・レディ
Come along with me
僕についておいでよ
Leave the dark city lights
薄暗い街の灯りを置き去りにして
It's alright 'cause tonight's on me
大丈夫さ、今夜は僕のおごりだから

Moo-moo-moo-moonlight lady
ムーンライト・レディ
Come along with me
僕についておいでよ
Leave the dark city lights
薄暗い街の灯りを置き去りにして
It's alright 'cause tonight's on me
大丈夫さ、今夜は僕のおごりだから

Moo-moo-moo-moo-moonlight lady, yeah
ムーンライト・レディ
Come along with me
僕についておいでよ
Leave the dark city lights
薄暗い街の灯りを置き去りにして
It's alright 'cause tonight's on me...
大丈夫さ、今夜は僕のおごりだから。。。

この曲はBOOKOFFで見つけたフリオ・イグレシアスの1100 Bel Air Placeのレコードで初めて聴いたのですが、何かとても惹きつけられるような感じがして、あまり有名な曲ではありませんが、取り上げようと思いました。ハモンド氏の優しく軽快な歌声もいいですが、”世界の恋人”フリオ・イグレシアスの少し訛った、甘く切ない歌声は歌詞の内容とも合っていてやはり流石としか言いようがありません。それでも私は元のバージョンの方が聴きやすくて好きですが、皆さんはどうでしょうか。もしリクエストなどあれば、彼の他の曲も取り上げてみたいと思います。